2013-12-29

年の瀬

今年も残すところあと3日になりましたね。

私たちのお店開店に向けての活動も
思ったほど進まず、
ブログの更新も進歩せず、
反省も多々ありますが…。
こうして健康で元気に来年を迎えられそうで、
やっぱり良い一年だったなぁと思います。

ブログを見て頂いてありがとうございます。
これからも見て下さい。
来年からはもう少しがんばります(予定です)

  par  s.yumi

2013-12-14

スウェーデンの食べ物

今更ですが、北欧旅行から帰ってきました。
だいぶ経ってしまいました…。

旅行のことを少しずつブログに書いていこうと思っています。
で、今回はスウェーデンの食についてです。

スウェーデンの食べ物の第一印象は…
とにかく、イモ。
何を注文しても、
何かしら姿を変えたジャガイモがついてきます。
しかも大量に。
もういいよってぐらいに。
おいしいんだけど…。
ストックホルムの台所
エステルマルム市場


個人的には魚介が大好きなので、
どっさりサーモンに心踊りまくりでした。
サーモンサラダなんてのを頼んだりすると、
何人前?というほどのサーモンが盛られてきます。
しかもすごくおいしい。
あまりにおいしくて、毎日サーモン食べてた。


この旅で一番おいしかったのは、
エステルマルム市場というところで食べた、
サーモンと海老のオープンサンド!
大、大、大満足でした。
市場というくらいなので、まったくおしゃれな店でなく、
パンが見えない
サーモンと海老のオープンサンド
がやがやした市場にテーブルと椅子がおいてあって、
かばんをひざにかかえながら食べるというスタイル。

…が、さすが物価の高いお国スウェーデン。
あまり何も考えずに注文したものの、
あとから落ち着いて値段を日本円に換算してみると、
オープンサンド1個、3750円!?

そりゃおいしいでしょーよ。

   par  s.yumi

2013-10-10

北欧旅行

秋のお楽しみ。
今年の旅行は、雑貨の買い付けも兼ねて、
スウェーデン・エストニア・フィンランドの
3ヵ国を巡る旅に決定しました!

エストニア??って方も多いと思いますが…私もです。
実はあまりよく知らないまま、
なんか雑貨かわいいし、街も素敵だし、
フィンランドから2時間くらいで行けるらしいし、
行ってみよーって事になりました。
私は過去にフィンランドとスウェーデンは行ったことがあるので、
初めての場所に行きたいなという単純な理由です。

今は旅行に向けての準備をしながら、ワクワク状態です。
毎晩、ガイドブックやら雑誌を黙々と読んでいます。
(現在浜松市内の図書館に北欧に関する本が少ないのは、
 粗方うちに集結しているからです…すみません)

夫は計画大好きなので、立派なマイガイドブックを作成します。
路線図や時刻表を調べたり、ショップの営業時間を調べたり。
私は絵しか見ない(笑)
ここ行きたいとか、これ食べたいと希望を言うと、
自動的にプランに組み込まれるというすばらしいシステム!!
ありがたいことです。

ということで、お互い得意分野で力を発揮しつつ(?!)
旅行に向けてお仕事もがんばってます。


尚、11月10日(日)のiwazushiのカフェの日は、
『北欧フェア』やります!
仕入れてきた雑貨もたっぷり販売予定ですので、是非どうぞ。
またランチも北欧を意識したお料理を出します。
もちろん『バイキング』です。

ということで、旅行中の
10月15日~23日まで、
iwazushiのランチ営業、お休みを頂きます。

  par  s.yumi

2013-08-30

岩牡蠣

夏の暑さもやっとひと段落した感じですが、
いかがお過ごしでしょうか?

我が家は暑さにはまいっていましたが、
食欲はおちませーん。
ということで先週、
愛知県は渥美半島先端の伊良湖岬まで、
岩牡蠣を食べに行ってきました!!

ひたすら車で走ること2時間。
ただただ牡蠣を食べるために走ります。
途中寄るところも特になく、
とにかく岩牡蠣に向かって走る!

到着すると、
すぐ左には美しい海、
すぐ右にはおいしい牡蠣。
で、迷わず右!


岩牡蠣定食 ¥2100
2100円に定食を頼んだら、すっごい量でした。
大アサリの焼きもの3個、
お刺身盛り合わせ、
特大生岩牡蠣1個、
それに小鉢2種、
ご飯と味噌汁とおしんこ、
フルーツまでついてきました。
お目当ての岩牡蠣の大きさといったら、
15cmはありました。
通常の牡蠣で言うと5・6個分。
厚みも充分でふっくら。
特大岩牡蠣

一口食べてびっくり。
うんま~~~~い!
海のミルクとはうまくいったもんだ。
ほんとにそんな感じでおどろくほどクリーミー。
あぁ、今思い出してもよだれがでます。

私たちはそれだけでは終わらず、
焼き岩牡蠣も注文してみました。
また生とは違うおいしさが!!
磯の香りがいっそう際立っていたような気がします。

お会計時に棒にさしたパイナップルまでいただきました。
実はお店に入る前に、帰りにはあれを買おうと心に決めてたので、
やった~と言わずにはいられなかった。
最後の最後まで大満足でした!!

ということで、夏の我が家の行事に追加決定です。
冬には、ここから出てるフェリーに乗って、
鳥羽まで行って、
冬の牡蠣食べ放題に行く予定です。

ちなみに帰りの道中、道の駅で、
フランクフルト、ソフトクリームを食べ、
メロン直売所で生メロンジュースを飲みました。
これがまたびっくりするほど濃くておいしい。

食い倒れの一日。
夜、体重計に乗って、これまたびっくり!


  par  s.yumi

2013-08-22

ビュッフェランチと雑貨販売

iwazushiでは、毎月10日の昼、
『カフェの日』というのをやってます。
簡単に言うと寿しの無い日で、
変わりに、カレーランチが半額だったり、
特別のランチコースがあったりします。

前回8月10日は、またいつものカフェの日とは違って、
食欲の落ちるこの時期にたくさん食べて元気になってもらいたいと、
初めてビュッフェ形式のランチをやりました。
料理の内容は、
パプリカのムース・冬瓜のコンポート・ヤムウンセンサラダ
ラタトゥイユ・鯵のエスカベッシュ・えぞ鹿のロースト
ツナトマトピッツァ・チーズケーキ・ガトーショコラ
など様々。
来て頂いたお客様にも好評で、
やってよかったなぁと嬉しくなりました。

それからこの日は、1階のお座敷全部を雑貨売場しました。
いろんな所に行っては気に入ったものを少しずつ仕入れてきていたものや、
トートバッグやアクセサリーといったハンドメイドの商品を販売しました。
雑貨販売は私の担当ですが、
普段はお店にいないため、自分の作品を見てくださるお客様と、
直接お話できた貴重な時間でした。

1F座敷での雑貨販売コーナー

中でも以前ネックレスを買ってくれた方が、
それをつけてランチにきてくれたこと、本当に嬉しかった~。
とてもお似合いでした。

そんなわけで、初めてのビュッフェ&雑貨拡大販売は、
自分たちとしては大成功でした!!
お客様からの希望もあったので、
また機会があったらやりたいなぁとは思っていますが、
なんせ準備が大変なもので…。
がんばります…。

   par  s.yumi

2013-07-02

夜の作業

仕事が終わると毎日ぐったりして、
ごはんを食べてただ寝る…
というのが、どうも人生を楽しんでいないような、
ただただ過ぎていく毎日のような気がして、嫌だ。

ということで、夜にちょっとずつ趣味である工作を始めました。
今回の制作品は、ドールハウス第2段『街のケーキ屋さん』です。

建物と家具は夫が、
細々したものたちは私が、
主につくることになりました。
A型の夫と、AB型の私が作るので、いろいろあります。
ドールハウスのサイズは実物の1/20と決まっていて、
とっても忠実なA型。
私は天性の感覚で作るので、大体が大きい。
だからよく
「これ実際だと○○センチの巨大ケーキだよ」
とか言われる。
「ちょっとぐらい大きいほうが見やすくてかわいい」
と反論。
そんな感じで夜な夜な作ってます。
できたらまた報告します。
で、8月(…か9月、か10月)の10日のカフェの日に、
かもめ食堂のドールハウスと一緒に、
iwazushiにておひろめするつもりです。

p.s.
かもめつながりというわけではないけど、
カモメファンという扇風機を買いました。
そよ風のようなふんわりした微風が特徴で、
作業中でも紙がばぁ~ととんだりしないのが、
とてもいいですよ。
室内に風がちょっとあるだけで、
すごくここちいい!


   par  s.yumi

2013-05-24

近況報告

家はまだ見つかりません。
緑豊かで静かなところがいいけど、
街にも出やすくて便利なところがいい。
住宅地のど真ん中は嫌だけど、
あんまり寂しすぎてもいや。
大通り沿いは絶対に嫌だけど、
細すぎる道だと運転が心配。
…などなど、
わがままざんまいなので、
ちっとも見つからなくて当然といえば当然。
もう少し粘り強く探します。
いつかきっと「ここしかないっ!」ってぐらいの
出会いがあるに違いないと、
夢みたいなことを言ってる2人ですので、
いつになるのか・・・??


先日名古屋に行ってきました。
アンティークショップがけっこうあるので、
それらをぐるっと一周して見てこよう!と計画し、
朝早くに出発しました。
10時には到着し、一日中お店をまわりました。
高級アンティークの店もあって、
こんなでっかいテーブルどこにおきましょうか・・・
といった家具もいーっぱい見ました。

我が家はスツールとスタンドライトを買いました。
今の家はもう置く場所がないけれど、
いつかお店におきたいと思って、さんざん迷って決めました。
家の中に、汚い…いやいや味のあるものたちが、
どんどん増えてきてます。

アンティーク、といったものの、
本当はどちらかと言えば、古道具が好きです。
しかも安く買うのが好きです。
なので、出会いがあるたびにちょっとずつ集めてます。
リサイクルショップで激安で買った品に似たものを、
他のおしゃれなお店みつけたりすると、
「うちのも売るとこで売ったらこのぐらいするよね。」
「やっぱりお得だったねー。」
なんて、ニマニマしてしまいます。


突然ですが、6月10日のiwazushiのカフェの日は、
しずく&水玉フェアをする予定です。
梅雨の季節に合わせて、ちょっと雨を楽しめたらなぁ~と思って、
それらしい雑貨を販売します。
ランチメニューも水玉モチーフを意識してご用意してます。
ぜひぜひお出かけ下さい。


   par  s.yumi

2013-04-26

KAMONE春バージョン
かなりいまさらですが、
春になってKAMONEも模様替えしました。
春の野山をイメージしてつくりました。
商品もきれいな色のものを、
増やしていきたいなぁと思ってます。


トートバッグも新たに大きいサイズを用意しました。
何かと荷物の多い春のお出かけにも
ぴったりだと思います!



トートバッグ(大)
新色オレンジ

ちなみにこの春、
私は完全に花粉症デビューしました…。
あぁぁぁ…。
花粉の映像、テレビで流さないで下さい。
お願いですから。
これから毎年、春への期待と不安をかかえて、
お花見するんだろうなぁ。
それでもやっぱり春はいいですね!


  par.  s.yumi

2013-02-26

広島と牡蠣

先日、祖母を訪ねて岡山まで行ったあと、
その足で広島へ向かいました。
広島県の福山にお嫁に行った友人がいるので、
せっかくここまで来たのだからと、会いに行きました。

福山へ行く前、
横浜育ちの彼女がこの年になって免許をとり、
ひとりで車を運転していると聞いて、
「きっと信号もない田舎道をとろとろ走っているに違いない…」
「そんなとこで暮らして、さえないおばさんに豹変してたらどうしよう…」
と、さぞかし心配していたのに、
実際行ってみたら、意外と都会!でした…。
彼女も相変わらずで、
私と1才しか違わないことがいまだに信じられないくらい、
若々しくかわいい女性のままで、ほっとしました。
彼女に連れて行ってもらった雑貨屋さんとカフェも、
うちの近くにもこんなお店があればいいのに、と思ったくらい
すごくおしゃれで素敵なお店でした。
私のあの心配って、いったいなんだったんだろう…?

テーブルの網で
牡蠣を焼きます



さて、話は変わって、
冬の広島に来たからには、食べずに帰るわけにはいかない!!
ということで、『オイスターロードかき小屋』という
牡蠣専門のお店に寄り道。
そのお店は福山港にある小さなプレハブ小屋で、
外には牡蠣のにおいがぷんぷんしてて、
入る前から興奮状態の私。
期待せずにはいられない雰囲気をかもし出してました!
いざ入店!!! そうそうこういう所に来たかった~。


牡蠣は殻付きのキロ売りで、自分たちで焼いて食べる方式です。
とりあえず1キロ頼みました。
炭火で焼いて、口がひらいたらいざ!!!!実食。
うんま~~~~~い。
おいしそうな牡蠣が
姿を見せました


ほんとにおいしくて、これはまだまだ食べられる。
2人して黙々と焼き、黙々と食べました。
生臭さなんて一切なくて、
大粒の牡蠣がのどをつるんと……
いま思い出してもおいしい。
私ってこんなに牡蠣が好きだったんだーって、
改めて思いました。


いつもそうなんですが、おいしいものを食べる時、
私たちはただ黙々と食べます。
おしゃべりしている暇もないといった感じ。
気づいたら3キロぐらい食べました。
ほんとはまだまだ食べられたけど、
時間もなかったので、3キロでとどまれたといった感じです…。
牡蠣と格闘中の夫

旅から帰ってもまだ牡蠣のことが忘れられないくらい。
あんなに食べられるのなら…と自信がついたので、
今度は名古屋にあるオイスターバーの、
牡蠣食べ放題に行ってみようと決心しました。
ただ食べ放題は期間限定らしく、
今はやってないのがちょっと残念だけど。
来冬まで、想いをつのらせておきます!


   par  s.yumi

2013-02-25

岡山雑貨巡り

先日、岡山へ行った。
岡山には妻の祖母が住んでいるので、訪問は二度目になる。

今年に入ってから、柄にもなく妙にアクティブにあちこちへ出かけているので、
そのアクティブついでに、この際岡山にも行ってみようではないかと、
今月の初めに思いついた。

 *

飲食店と雑貨店をやりたい、と豪語しているくらいなので、
旅先での行動も得てして、
“雑貨店巡り”と“食い倒れ”とおよそ決まっている。
今回も、時間が限られていたせいもあるが、
直島だとか、豊島だとか、少なからず建築をかじった人間であれば、
岡山でまず立ち寄っておきたいであろう場所を差し置いて、
だから例の如く雑貨屋をまわった。
岡山の雑貨店
「アクシスクラシック」

優柔不断を自負している僕らでも、遠いところまで来たときだけは、
そう易々と来られる場所ではないし、旅の時間も無限ではない、
という一種の強迫観念のようなものに後押しされ、
そこでの買い物は、いたってスムーズだ。
“迷ったら買う”“時は金なり”
“買わずに後悔するなら買って後悔する”がスローガン。
最近では、ゆくゆくお店で使う備品を、
今のうちから少しずつでも買い集めておくべきである、
という大義名分を立てて、さらにその買い物に拍車をかけている。

 *

岡山での戦利品は以下の通り。


『アイアンの棒』
ゆくゆく店の庭に突き立てる
『ペーパーナプキン3種』
iwazushiで近々使う予定
『イギリスのミルクピッチャー』
『アイルランドのキャニスター』
似てるけど違うメーカー













『ガラスのキャニスター』
焼菓子なんぞを入れて売りたい
『鉄製のバケット』
多肉植物を植える予定
『アルミ製の容器』
KAMONEのディスプレイに

 
















無人の日用品店

今回の旅の買い物での、ただ唯一の心残りは、
商店街の日用品店で見つけた、
感じのよい大きなかごを買えなかったこと。
店先に置いてあったそれを見つけ、
しばし迷った末に買うこと決断し、
そのかごを手にして
おずおずと店の奥へ入って行ったのだが、
店の人が不在。
テレビはつけっぱなし、電気ストーブもつけっぱなし、
ついでにレジの鍵もさしっぱなし。
そして何度呼んでも出てこない。

あきらめて店を出ると、すぐそばに張ってあったポスターに目がいった。
『万引きは犯罪です!』
……。
まあなんとも説得力に欠けるフレーズだなぁと、
どうにも釈然としないまま、
岡山での雑貨屋巡りを終えたのでした。


  par  s.yoshitomo

2013-02-04

常滑

先日、常滑(とこなめ)という所に行って来ました。
名古屋の南側にあり、招き猫と陶器が有名な町です。
で、行ってみた私の感想は、
『煙突と坂がたくさんあって、 猫が似合う町』です。
どこを通っても素敵な散歩道ばかりでした。


煉瓦の煙突だらけ
散歩道 地面が素敵


古い建物のお店がたくさん













初めての場所、初めてのお店、
やっぱり初めて来る所はテンションが上がります。
 陶器以外のお店もちらほらありました。
私ごのみの古道具を売っているような店もありました。
だけど休みだった…残念。
外からのぞきまくりました(すみません)。
まとめて陶器を買うなら、
セラモールというところがおすすめです。
問屋さんが何軒も並んでいて、
一度にたくさんの商品を見比べられるので助かりました。
私たちも将来のお店用にお買い物してきました。
早くお披露目できる日がくればいいなぁと思ってます。

  par  s.yumi

2013-01-30

ハンコ

“作れるものは自分で作る”
という心がけを、時々思い出す。

こういうものが欲しいのに、なかなか売ってない、とか、
ぴたりとサイズの合うものが見つからない、とか、
何かにつけていろいろ注文は多いくせに、金は出さない我らにとって、
これはよく突き当たる問題だった。

売ってないなら作ればよいではないか。
あるときそう気づいて、作れるものは作ろうと思い始めた。
キッチンの棚も、洗面所の床も、
スケジュールノートも、普段使いのバッグも、
テーブルも、椅子も、家も、店も。

けどやっぱり大変なので、
KAMONEのハンコ
作ろうと決めたものでも、
その決心だけで止まっているものも、
実は多数あったりする。

だいぶスケールは小さくなるけど、
最近KAMONEのハンコを作った。
やはり小さいものは、手軽でいい。


  par   s.yoshitomo

2013-01-15

新しい本

『新しい年を迎えたら、ひとりひとつ新しい本を読む』
妻には昔からそういった習慣があったらしく、
今も尚それを引き継いでいる。
今年も無事に新年を迎えられたので、
休みの日に、その読むべく本を探しに行った。

この習慣において、あまり詳しくは知らされていないが、
もともといくつかのルールがあるらしい。
ただ、ルールというのは、
えてして時代にあわせて徐々に変わっていくもので、
この“新年本読み習慣”もその例外ではない。
『本来は“読む本”でなければならないが、
 どうしてもの時は、字のない本でもよいこととする』
という改定が去年なされ、
今年もまた新たに、
『本来は新品の本であることが望ましいが、
 やむを得ない場合に限り、中古の本でもよいこととする』
というルールを、
ブックオフの前で可決した。

そして、妻は、江國香織の『左岸(上)』を、
僕は、アガサ・クリスティーの『パディントン発4時50分』を、
それぞれ「やむを得ず中古で」買った。

 *

江國香織とアガサ・クリスティーは、
我が家における二大作家で、
所蔵する文庫本のほとんどは、この二人の著書である。
特に江國香織の本に関しては付き合いが長く、大学のころから読み続けている。
この人の、至極何でもないような日常を、
最も簡単で、且つ実に正しく、
その場の空気ごと表すような言葉の選び方は、
今でも気づく度に感嘆のため息がこぼれる―があまり気づけない―。

 *

かつて本を読むことは逃避だった。
すべきことを、せねばならぬことを、せざるを得ないことを、
繰り返しながら過ごしていたころ、
逃避もその1ターンの中に含まれていた。
本を読むこと、読む時間を欲し、必要迫られて本を読んだ。
主に先手を打つ、まずはやりたいことをやる、という今の生き方に、
だから逃避はあまり必要なくなった。
追われなければ、当然逃げることもない。

 *

この新しい本は、
自分の力でつくった、時間と気持ちの余裕のあかつきに、
今の暮らしに合った方法で、
のんびり読みたいと思っている。

   par  s.yoshitomo

2013-01-01

2013 元日

明けましておめでとうございます。
今年の目標は、
『家を買うこと』です。
優柔不断な二人組ですが、
せいぜいがんばりたいと思います。

今年も皆様、
どうぞ宜しくお願いいたします。


   par  s.yoshitomo et yumi